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盆栽の仕入れ方や価格、現地での買い付けなどを発信。

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日本最高峰の盆栽ブランド「赤石五葉松」の特徴から入手方法まで解説

日本の盆栽はその高い職人技術から世界中で評価され、輸出されています。一口に日本の盆栽と言っても、日本国内にも様々な産地とその地域で受け継がれてきた技法を持った職人たちがいます。

このサイトでは、日本国内でも最高の品質と価値で、数多くの品評会での受賞歴もある赤石五葉松の魅力と、購入の仕方について紹介し、日本に来なくても本物の日本盆栽を手に入れる方法をお伝えします。

赤石山脈

日本の生産者から海外にいるあなたへ

このサイトを運営している私たちは、日本の生産者団体です。日本にはいくつかの盆栽産地があり、ここ、愛媛県四国中央市は松盆栽の産地のひとつです。

英紙The Guardianや米紙ニューヨークタイムズで「52 Places to Go in 2019(2019年に行くべき52カ所)」の7番目に選ばれた瀬戸内国際芸術祭が開催される地域で近年注目されています。

この瀬戸内地域では花崗岩系の砂壌土で水はけがよく、雨が少なく、日照時間が長いという点で恵まれた立地という条件が他の産地にはない、風格のある盆栽を生産することを可能にしました。

そしてこの地で千古から自生する五葉松の原種を守りながら盆栽に仕立て生み出されたブランド盆栽が「赤石五葉松」です。

赤石山脈

その日本盆栽は本物ですか?

世界中に輸出されている日本盆栽をあなたの国でも手に入れることができます。しかしその盆栽は本物の日本盆栽でしょうか?

今まで海外には日本が直営する盆栽の販売店はありませんでした。海外で売られている盆栽は、その国の盆栽事業者がどこかで買い付けて自国で販売しているものです。

盆栽を輸出するのは厳しい検疫や条件をクリアしなければならない非常にハードルが高い仕事です。それゆえに、あなたの国の店頭に日本盆栽が並ぶまでに、1次卸、2次卸など何社も事業者を経由して売買が行われている場合もあります。

その過程で偽物が日本盆栽として流通してしまうこともあります。最終的に販売店に並ぶ日本盆栽が本物である保証はないのです。

高いブランド価値ゆえに、日本産を騙った偽物の盆栽も多く市場に出回っていることに日本の生産者たちは憂いています。

そこで、私たちは、間違いのない日本産の盆栽を海外に届けるために、現地パートナーの協力を得て、日本直営の盆栽会社を設立することにしました。

日本での生産記録や流通記録を証明し、日本が認めた高品質な盆栽のみ市場に流通できるように仕組みを構築します。

日本の生産者直販のためお求め安い価格で本物の盆栽を手に入れることができます。

赤石五葉松に興味を持ち、手に入れたいと検討したい方は、取引の流れをこのページで説明いたします。まずは、赤石五葉松の魅力と価値について案内させてください。

日本での圧倒的な人気を誇る樹種「五葉松」

赤石五葉松

日本には大別して、南エリア(南ゴヨウマツ)と北エリア(北ゴヨウマツ)があり、南エリアは四国、中国地方、北エリアは東北地方が主な自生地となっています。

南ゴヨウマツは葉色が淡緑色で、葉はやや短く、葉は短く、やや葉束が開き、柔らかみがあり、一方北ゴヨウマツは葉色が濃緑色で、葉はやや長めでねじれがあり、葉裏の白いすじが特徴的です。南方性と北方性の2系列の中でもさらに、自生地によっては葉性や皮性などに違いが見られます。

四国産として有名な四国五葉、那須岳を中心に産する那須五葉、福島県の吾妻連峰産の吾妻五葉の3つのエリアの五葉松がよく知られており日本三大五葉松と言われています。

明治時代から大正時代、昭和時代の初期に数多くのすぐれた素材を盆栽界に送り出してきた四国の山々。その四国の山の中、また西日本で最高峰となる石鎚山系の亜高山帯に産する五葉松を総称して四国五葉松と呼びます。赤石山系、石鎚山系の2つに大別できます。総じて言えば、樹形がよく、葉性が短めで、もっともよく知られた五葉松と言えます。

赤石山系は、どちらといえば葉が太めで、くせのない佇まいで、愛媛県指定天然記念物にも指定されておりを、石槌山系は柔らかく女性的な葉性であるとされています。

かつて乱獲が起きたため、許可を得た地元の採種員によって、計画的な採種がされ、素材の徹底した選別培養が、赤石五葉松盆栽組合によって成されています。

今なおある五葉松の原生林には、素材を守り抜いた、先人の熱い思いと盆栽への再生にかける努力の結晶ともいうべきものなのです。

日本盆栽の至宝 赤石五葉松の特徴

日本でも様々な五葉松がありますが、四国五葉松、特に、愛媛県四国中央市で作られる赤石五葉松は格段の価値があり、「盆栽の女王」と呼ばれています。

不自然な曲げや幹模様を作らず、できるだけ自然な形を作り込み盆栽に仕立てた赤石五葉松。そこには人間の手が入ったことを感じさせない雄大な自然を感じることできます。

やわらかさと女性のしなやかさを体現したような優美な姿形はまさに女王の風格です。

職人たちは赤石五葉松が自生する赤石山の原種を守ることにこだわり、接ぎ木や挿し木を行わず、幼木の山取りや種からの生産にこだわり続けたことで完成した形が現在の赤石五葉松です。

気の遠くなる年月をかけて、職人たちは代々引き継いでつくってきました。

赤石五葉松の特徴

・葉性はあざやかな緑
・葉裏の銀線は濃い
・よくつまって育つ
・幹肌は早くから古さが現れる性質を持つ
・非常に芽吹きがよい
・姿形が美しい

赤石五葉松の魅力を徹底解説。なぜ赤石五葉松は盆栽ブランドになったのか?

私たちの思い

赤石五葉松

日本の風景をみんなに届けたい。未来に残したい私たちの風景。私たちの地元 愛媛県四国中央市にある土居町には現代に失われつつある日本の風景があります。

瀬戸内海に面した赤石山に千古から自生する五葉松の原生林。天然記念物にも指定されています。千年の時の流れの中で日本を見守ってきた赤石五葉松。これからの未来に残したい。

私たち盆栽職人ができることは、この赤石山の自然の情景を五葉松の盆栽を通してこれからも作り続けることです。

日本の風景が失われないように盆栽職人として大事なものを守り続けたい。それが盆栽の使命、私たちの仕事です。

日本トップクラスの職人集団

赤石五葉松

古くから盆栽産地として栄えた愛媛県四国中央市の土居町は、今なお数万本の盆栽が植えられ生産されています。

何代にも渡り盆栽を生産し続けてきた職人たちが日々研鑽しながら赤石五葉松をつくっています。

多くの愛好家や外国人が盆栽の技術を習得するために、この地を訪れます。

職人にも色々特徴があり、世界中でデモンストレーションをおこなう職人もいれば、盆栽の技術指導に力を入れている職人、国内の盆栽競技会で上位入賞する職人、新種の開発や新しい生産技術を研究している職人など様々です。

また、それぞれ得意とする樹種や技法があり、生み出される盆栽は個性が反映されたものとなっています。愛好家にとっては、イメージ通りの盆栽に出会えるかは、いい職人、生産者と出会えるかどうかにかかっていますので色々情報を集めて、足を使って多くの職人と話しをするとよいでしょう。

職人によっては、伝統を守り重厚な盆栽を作り続けるタイプもいれば、芸術性を追求しているタイプ、新しいものを取り入れ進化する盆栽を生み出そうとするタイプもおり、いろんな人がいてますが、みんなおしゃべり好きなので気軽に話しかけてみてください。仲良くなればあなたの考える盆栽を作ってくれるかもしれません。

赤石五葉松 生産地について

赤石五葉松

赤石五葉松の産地は日本列島を構成する島の一つである四国の真ん中に位置します。瀬戸内海に面したこのエリア一帯は松盆栽の産地がいくつかあり、お隣の高松盆栽も世界的に有名な産地です。この地を訪れる機会があるなら、盆栽漬けの日々を過ごせることでしょう。赤石五葉松の産地には40の生産者が存在しています。

高品質な日本盆栽 赤石五葉松を手に入れる方法

ヨーロッパ圏にお住まいの方は簡単です。日本の生産者団体が運営する盆栽管理場がドイツのフランクフルトにあります。

日本から厳選した盆栽を毎年数百本送っておりドイツで実際の盆栽を見ることができます。気に入ったものがあればその場で取引でき、持って買えることが出来ます。

ドイツまで行けなくても心配ありません。ドイツで管理されている盆栽はインターネットで見ることができ、気に入った盆栽があればオーダーすると、ヨーロッパ圏ならドイツより陸送で配達できます。

また、日本で管理されている盆栽もネットで見ることができ、こちらもオーダーがあれば、日本からドイツを経由してお届けすることが可能です。

いづれも、日本の生産地より直送された本物の日本盆栽です。まがい物は一切ありません。なぜなら私達が確認し、私達が直接ドイツに送っているからです。

このドイツのフランクフルトに来れば本物の日本盆栽と出会えます。

輸出について 私たちの近年の輸出施策とその成果

輸出体制

厳しい検疫をクリアし、品質の高いものだけをドイツに送っています。

赤石五葉松 生産から流通の記録まで証明できる体制で行っており、盆栽の輸送に関しては細心の注意を払い、経験豊富な者たちが盆栽が傷まないよう荷造りし日本から発送しています。 赤石五葉松

高品質の証明

盆栽には証明書が付属します。日本から輸出される盆栽は、日本の盆栽管理団体が品質を認めた証として証明書が発行されます。

赤石五葉松

盆栽ひとつひとつにある証明書には盆栽の記録から、生産者の情報、移動の情報まで記載されています。個体番号によって管理されているので、手に入れた盆栽を手放すときにも本物の証明として価値を下げることはないでしょう。